事業承継と相続を同じものと考えている方が、経営者・後継者ともに多いのではないかと感じています。しかし、これは大きな間違いです。相続と考えてしまうと事業承継の主体は現経営者になってしまいます。現経営者は承継して経営から退くわけです。対して後継者は承継後、何十年と会社を経営していくのです。となると、主体となるべきは誰でしょうか?当然、後継者ということになります。後継者は自身が主体となって、経営者となるための準備をしていかなえればなりません。
後継者が会社を継ぐまでに、少なくとも会社を把握し、その後の事業戦略を構築し、価値を生み出し続けるイメージが出来ていなければなりません。
もし、後継者が
現状が把握できず、今後の展開が描けていない状態で経営者になってしまったら、どういう事になるか想像できるのではないでしょうか。
会社を把握し、勝ち戦へ導くための戦略を描くために、事業を4つの要素に分解し、それぞれの視点で会社を捉えるための手法が有効です。
後継者は自身が成長していくため、心技体の3要素を連動させ、鍛えていく必要があります。
自らが主体であるという本物の決意覚悟で、経営者としてのカネの見方、勝ち戦のための戦略策定法、人と組織最大活用術、マネジメント技術を身に着け、質の高い「思考・行動」により、未知の課題に適切に対処し、安定的・継続的に成果を生み出していかなければなりません。
後継者の学校は、事業承継前の後継者や、事業承継をして間もない後継経営者が、事業承継と経営を学びながら、本物の経営者として、学び、磨きあい、成長していく場です。後継者が自分自身と向き合い、会社と向き合い、成長回路を回す力を身につけることができる「学校」です。
経営のバトンと向き合い、事業承継における後継者の位置づけを掘り下げます。そして、事業承継をチャンスとして活かし、価値を生み出すための「自己革新」の扉を開きます。
後継者として自社の事業が持つ「価値」と向き合います。そして、課題と可能性を分析するとともに、これからの事業の領域、方向性、戦略を探り、目指す姿を再定義します。
後継者が鍛え、生み出す「経営力」の基本構造を理解します。そして、その中で最も重要な「力の源泉」としての思考・行動特性を経営者の視点でとらえ、今の自分自身の状態、レベルを分析し、課題を見つけ出します。
多くの後継者が直面する「人と組織」の課題。その本質を理解するとともに、後継者として背負わざるを得ない様々な境遇を乗り越え、リーダーとして成長するためのツボを掘り下げます。
中小企業経営者の視点で、「儲かる」とはどういうことか?おカネとどのように付き合うべきか?等々、他では教えてもらえない財務の実践的な学びを行います。
決算書だけでは見えてこない真実の財務状況について学びます。金融機関との付き合い方、節税と経営の関係、個人と会社のお金の関係、オーナー経営者の蓄財の意義など、経営者として習得するべきお金の関係に迫ります。
継者が力を発揮する土台にあたる統治基盤。株式はもちろん、経営を支える屋台骨としての経営基盤の存在に気づき、取り組むべき課題と優先順位を明らかにします。
後継者の腕力ではなく、経営の仕組みで人と組織をマネジメントし、臨機応変に戦える組織づくりのための企業理念の構築方法と実践的経営推進手法を学び体感していただきます。
後継者の方のキャリアは一つではありません。ゼロベースから自身を見つめ直し、人生・キャリアと向き合っていただきます。これまでの学びを踏まえて、今後歩むべき方向性を自分で見つけ出すことで、後継者としての決意と覚悟を確立します。
総復習として今までの振り返りを行い、獲得した知識の融合・整理を行います。「後継者としての経営者宣言」をし、自分自身へのコミットメントを行います。
対象となる方 | 後継者 継いだばかりの後継経営者 |
---|
人数 | 1名~10名 |
---|
日数・時間 | 各テーマ3時間 1日2テーマ開催(原則10:00~17:00) |
---|
料金 | 300,000円(税別) |
---|
開催場所 | 大阪市内他 全国で開催 |
---|
日程 | 大阪3期 5月開催予定 |
---|
ご不明な点がございましたらお気軽にお問合せください。
株式会社後継者の学校